K邸

趣味のスペースと友人のための宿泊設備を計画
敷地は奈良県西部郊外に位置する比較的古い閑静な住宅地の2区間。西面及び南側に道路があり南側道路の向かいは鉄道線路敷である。家族構成は施主(女性)の一人住まい。施主は夫婦で会社を経営していたが近年事業を息子に譲り、夫の死後、自身の趣味(料理・社交ダンスetc)スペースと国内外の友人の滞在施設を敷地内に別棟にて計画することとなった。
施主の要望は大きく分けて
- ダンス教室兼カラオケ教室・長期滞在用離れ和室(専用キッチン・バス付)・短期滞在用個室(2部屋)、広い応接間・料理教室ができるキッチン(専門仕様)及び和室(マージャンルーム)を確保する。
- 庭には駐車場4台以上確保する。但し樹木はできるだけ残す。
- 輸入住宅を見て気に入ったので、できるだけ輸入材を使用する。
ということであった。そこで計画にあたり
- 2階はワンフロアとし、ダンス・カラオケ教室とする。防音対策として防音扉・二重サッシュ(輸入品)とし、壁は全面防音シート張りとする。またバーカウンターにより軽い飲食を取れるようにするとともに、スライディングウォールにより部屋を分割し人数に対応できるようにする。
- 1階は既存住戸側に独立して長期滞在用和室棟(専用浴室,洗面、便所、キッチン付)とし、各種催し時にも単独に利用できるようにする。庭に面してリビング・ダイニングを大きく取り、また短期滞在者用個室(洋室)は化粧柱および化粧壁後方にコンパクトに取りワンフロアに納める。
- サッシュ・キッチン・化粧柱・フローリング・クロス等できる限り輸入材を使用し、内・外観共輸入住宅に近いデザインとする。
- 既設藤棚・樹木に配慮した建物配置とする。
以上のコンセプトを踏まえ既存住宅にはない空間のボリュームのゲストハウス、施主の趣味を十分に生かせる住宅を計画した。なお当初は2×4(ツーバイフォー)により計画していたが2階のダンスホールは柱(間仕切壁)が機能上邪魔となるため、鉄骨造の計画となった。
